週末アートの最近のブログ記事

今夏の芸術鑑賞ファイナルは歌舞伎。
取り壊し前の「さよなら公演」ってことで、今年に入ってからは結構毎月見に行ってる感じなんだけど、よくよく状況を把握してみると、取り壊しは来年の4月!?
1年間以上「さよなら公演」って、どうなんでしょう??
まっ、細かいことは置いといて、
見に行った夜の部は八月納涼歌舞伎らしくお化けもの「怪談 乳房榎(かいだん ちぶさのえのき)」。
夏の出し物には"幽霊"や"本水(本当の水)"を降らせたりする工夫がされるらしいんですけど、この演目はお化け、火の玉、本水の滝での立ち回り、そしてお笑いと一気に楽しめちゃって、プラス中村勘三郎さんの一人四役早変わりが実に見事な、なんともイリュージョン的な舞台。
ちょっと歌舞伎の枠から抜き出た楽しみが味わえたような気がしたな。なかなか良かったです。
話は戻るけど、現在の歌舞伎座、名残惜しいとは言うものの、やっぱり早く新築してほしい!
行くたびに思うんだけど、座席の傾斜がゆるやかすぎて、舞台が超見づらい。
ちょっとチケット代ふんぱつして1階や2階席を買っても、前の列にデカイ人や座高の高い人なんかがいたら、もー台無しです。ほとんど視界は閉ざされます。あんな傾斜じゃむりないよ・・・。
それに、館内空調もあまり良くないようで、特に幕間後、劇場内は急にムシムシして汗ばんじゃった!こんな設備の悪い劇場今時ないよなぁ~。
東銀座のあの景観がなくなるのを惜しむ声もおおいけれど、そんなわけで私はやっぱ早くリニューアルしてほしいと思うのです。
前列にどんなお方が座っていようと、優雅にゆったり(汗もかかず)歌舞伎を鑑賞したいのです!
「トリノ エジプト展」東京都美術館 8/1-10/4
真夏の美術鑑賞はまだまだ続きます!
続いては古代エジプト展。
な~んにも知らないッス!見事なくらい知識ゼロでとりあえず行っちゃいました。
こういった特別展覧会のいいところは、素人でも理解できるようにガイドが充実していること。
今回の音声ガイドは"エロ男爵"でおなじみの沢村一樹さん。
フムフムと聞き入った。
約120点程の展示品をじっくり見終えた頃、少し古代エジプトが見えてきた。彫刻に込められた想い、死者への祈り、死後に再生・復活するという信仰とか。
美術館っていいですね。
こうやって今まで無関心だった世界へ興味を持つきっかけつくってくれますから。
今回は予想以上に感動したので、珍しくお土産買っちゃいました。
←ヒエログリフの『アンク』をかたどったペンダントヘッド。
「生命」を意味します。魔よけの護符として身につけるんだって。
それと展覧会公式カタログ図録。
写真があんまり美しかったんで(^^)v

「美しきアジアの玉手箱」サントリー美術館 7/25-9/6
日本の美術品を堪能できる展覧会です。
当時アメリカに流出してしまったわけだから、「国宝」とか「重文」指定のもには当然ないけれど、まさにそれに匹敵するような上等品が展示されてるようでした。
今回は日本美術にすっごく詳しい伯母様と一緒に行ったので、音声ガイドに頼らずとも知識の泉から生解説付きで見学できて、良かったのです。

今回の心惹かれた1点はこれ
志野草文花入(しのくさもんはないれ)
(桃山時代 16世紀後半~17世紀前半)
志野焼きのシブさにぐっときましたねぇ。
この陶器の温もりはアメリカ人にも伝わるのかしら。

「ゴーギャン展」東京国立近代美術館 7/3-9/23
今夏のアート鑑賞の目玉として、2ヶ月前に前売り買ってました。
仕事にややゆとりが出て、混んでなさそうな平日ねらいで行こうと決めていて、お盆突入チョイ前の昨日行ってきましたが、結構な人出でした、ゴーギャン人気さすがです。
毎回思ってるんですが、展覧会を見に行ったら1点だけ「今日のお気に入り作品」を選んで、胸に焼きつけて帰ろうと思ってます。
で、今回の1点は写真の「純潔の喪失」。
直感的に構図と配色の大胆さに魅せられましたねぇ。
空の水色から始まって海の青、草むらの緑、赤い陸地、裸婦が横たわる部分の深緑と冷たい茶色。暖色→寒色という色彩の対比が、ゴーギャン独特の強い色彩で強烈に迫ってくるような・・・。90×130cmと結構な大作で迫力がありました。
どの絵にも作者の思想・主張が込められているんでしょうが、素人に全てを感じろと言われても、それは無理なことです。その辺の難しい評論は参考サイトなど読んで、後から照らし合わせるとします。
近代美術館は皇居のお堀端(竹橋)にあります。
帰りは涼やかな夕風を感じながらお堀端を大手門あたりまで散歩。
しか~し、皇居周りは言わずと知れた「マラソン銀座」。
トレーニング中のランナーがひっきりなしに通りすぎていくもんで、汗だくで顔を真っ赤にして走りすぎていくランナーをず~っと見続けていただけでなんだか疲れちまって、最寄りのビアガーデンに避難。ランナー横目に「ビールをがぶがぶ」。こちらはメタボ街道をばく進だー(>_<)。

(左)多くの廃自転車が集められた〈「デニムの耳」自転車〉 捨てられる共通の運命か・・・
(右)縫製課程で生まれた端切れで制作された〈デニムの睡蓮(すいれん)〉
デニムの製造現場で製品化前に切り落とされるデニムの耳を再生させたオブジェ。
日本のデニム業界では、このデニムの「耳」が1日20万メートル分にもなるという。
ビンビン真夏日のとある平日、横浜方面のクライアントさんを訪問後、ふと潮の香りを感じたくなり、何故か「そうだ、みなとみらいへ行こう!」と思い立ち、自己判断で午後をハマでの半休と決め込んだ。
桜木町で下車をして、ランドマークの動く歩道経由で最寄りの海辺、日本丸メモリアルパークへ。
う~ん、こんなに都会なのに潮の香りプンプンで、ハマってステキ・・・。
そんなに人は多くないが、夏休みってこともあってか、平日だってのにシンボルの観覧車も他の乗り物もクルクル動いてた。乗ってみようかしら、観覧車・・・。と一瞬頭をよぎったが、真夏の午後2時、万が一観覧車内がクソ暑かったらヤバイと思い断念。(10分位散歩しただけで、すでに汗だくでグッタリきていたので(^_^;)
さて次はどこへ・・・、と周辺マップを見てみたが、あまりの暑さで「ハマの散歩」は早くも選択肢から消え失せた。迷わず横浜美術館内へ避難することに。
いゃ~、美術館は最高!
涼しい!すいてる!広々!・・・外から入った瞬間「天国だ」と思いましたよ。
横浜美術館って立派な建物ですね~。
吹き抜けの立派なホール、回廊形式の各展示室。なかなか洗練されてます。
収蔵品は近代美術作品が多いようなんで、自分の趣味とはちょっとずれている感もあったが、こんな風に緊急避難として立ち寄らない限り、なかなか足を向けることもないだろうから、この出会いを大事にしましょうってなノリで、じっくり見させていただくことに。
企画展はおもしろかったですよ。
『4人が創る「わたしの美術館」展』
脳科学者/茂木健一郎、タレント/はな、直木賞作家/角田光代、写真家/荒木経惟の4氏が自分でテーマを決めて、横浜美術館収蔵作品からセレクトして展示するっていうもの。
まったくジャンルの違う世界で生きている、個性的な4氏が掲げたテーマ、そしてそのテーマに沿ってどんな思想で作品を評価しているのかが伝わったし、ただボーッと作品を眺めるのとは違う見方ができた気がしますね。
イメージしていた「ハマの半休=太陽の下、海風に吹かれ潮の香りに包まれて"みなとみらい"を散歩・・・みたいな。」と現実はだいぶズレが出てしまいましたが、新しい美術館との出会いがあったからそれなりに満足の半休だったかな。
[芸術都市 パリの100年展] 東京都美術館で開催中です。
パリの都市改造が行われた1830年~1930年、この100年間に制作された絵画・写真・彫刻を一堂に会した展覧会。
有名どころの印象派の絵画類も、その題材はパリを描いたものを中心に展示し、当時のパリの様子をうかがうことができました。
以外にも見応えがあったのが、エッフェル塔の基礎工事から完成までを一連の写真記録で展示したもの。
中でも、完成近い塔の上部に組まれた足場の光景を撮った写真で、命綱もつけずそこに写っている作業員達の頼もしい雰囲気が印象的でした。万博のモニュメントという前提で工事が開始され、20年後には取り壊しが予定されていたという事実にも驚きましたが、そんなモニュメントの制作に、命綱も付けずに挑んだ当時の作業員達は、パリの都市改造に生き甲斐と誇りを抱いていたのだろうか・・・。そんな力強い眼差しが伝わってくる記録写真でした。
エッフェル塔の近辺には、それはそれはたくさんの美術館があるんですねぇ。(写真の通り)
にわか美術館Fanとしても、生涯に一度はゆっくりと訪れてみたいものです。
貯金しないとな・・・(-.-)
紅葉に色づき始めた上野山。
現在開催中のフィラデルフィア美術館展を見に出かけました。
さて、写真(左)はロッキーのガッツポーズなんですが、何故ここでロッキーかっていうと・・・。
ご当地フィラデルフィア美術館正面の階段は、映画「ロッキー」でスタローンがトレーニングシーンで駆け上がり、てっぺんから街を見下ろし、ガッツポーズで「うぉぉぉぉ~っ!」と雄叫びを上げたことで名所となっているそうな。
そんなワケでご当地フィラデルフィア美術館前の階段は"ロッキーステップ"と呼ばれているそうです(←久しぶりにトリビア的無駄知識です)。
展覧会の内容は日本初公開の印象派作品も数多く、混雑もさほどでなく、なかなか良かったです。
近くでシャガール展もやっていたので、帰りにこちらにもフラっと立ち寄り、アートな半日を過ごしました。

芸術の秋、上野の森で対照的な2人の展覧会をハシゴした。
>>山下清展 (写真左:貼絵)
ドラマなんかでも「裸の大将」でお馴染み、時代を歩いた放浪画家。
でもその作品を見るチャンスは今までなかったので、今回の展覧会は良い機会だった。
貼絵はとっても有名だが、フェルトペン画(いわゆるマジックペン画?)が素晴らしく、感銘した。
普通画家は、描き直しがきかない、尚かつ線の強弱が出しにくいフェルトペンは使わないそうだが、彼はその線質を使って、彼らしい作品に仕上げている。
何と言っても晩年の清の旅シリーズの作品は、どれを見てもピュアでほのぼの感に溢れていた。
* * * * * そして次の展覧会へ* * * * *
>>ムンク展 (写真右:題名「不安」)
国立西洋美術館で始まったばかりの企画展。
ムンクと言えば、頬に両手をあて、「ひぇぇ~!」と叫んでいるまさに題名「叫び」くらいしか作品を知らないので、この機会にムンクの世界に浸ってみようと・・・。
100点強並んだ作品のほとんどのテーマが「愛」「死」「不安」「絶望」「魂」・・・。ほのぼのと作品を眺める心境とはほど遠のくが、強烈なインパクトとその奥に潜む芸術性を探る楽しさを覚えた感じ。

東京八重洲のブリジストン美術館。
印象派の絵を多く収蔵していることと、展示の空間が気持ち良く、結構気に入っている美術館の一つ。
現在は「じっと見る」展開催中(ずいぶんとストレートなタイトルね)。
モネ、マネ、ルノワールからピカソなど20世紀美術まで、印象派絵画150点を展示ということで、こんな椅子にゆったりともたれて、じっくりと(まさしく「じっと見る」的に)鑑賞してきました。
帰りは東京駅で女優(最近はコメンテーター?)の高木美保さんに遭遇。
ハンパない美しさに”驚き~”
やっぱ女優オーラってあるのね・・・。
