週末アート: 2007年2月アーカイブ
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「松井守男」という画家は、まだ日本における知名度がそう高くはない(と思う)。 |

国立西洋美術館にあるミュージアムショップの書籍コーナーは美術本が充実している。"小学生から美術の研究者まで利用できる約3000種類の書籍を常時取り揃え・・・"と紹介しているくらいだ。
先日絵の鑑賞に足を運んだ折にこのコーナーに立ち寄ってみた。そこでぐぐっと引き寄せられる一冊に出合った。
「500の自画像」。世界的に有名な画家、彫刻家の自画像集である。
美術本にありがちな解説文章などは一切ない。(作品タイトル、制作年くらいは載っていますが)
ページをめくってもめくっても、ひたすら顔・顔・顔。よけいな解説がない分、作品が直球で何かを語りかけてくるような、一言で述べると「圧巻」という感じの一冊。
この自画像集をパラパラめくっていると、(もちろん知らない人だらけだけれど)時代を背景に苦悩するアーティストのもがきだとか、自画像を通して何かを訴えかけてくるエネルギーとかが感じられる。不思議。
画家も彫刻家も、その時の自分を表現するってことが唯一の自己主張だったのかもしれないなーっと、感じたりもする。
これまでの絵画鑑賞は、
作品に出合う→共感する→この作者は?→自画像に出合う
という流れが常であった。が、この本に出合った以上、
自画像を見る→興味を持つ→どんな作品があるの?→作品に出合う
という、今までと逆バージョンの流れも大いに有りだな、と感じた次第だ。
