週末アート: 2007年4月アーカイブ

東京国立博物館 法隆寺宝物殿
建築家 谷口 吉生氏による作品
池の向こう側にあるエントランスの雰囲気は、シンプルながら近代的で「洗練された建物」という第一印象。
その外観が妙に美しく、ついつい正面のベンチに腰掛け、しばし眺めていた・・・。
まず名称からして「和」の雰囲気を想像する。
さて、中に入ってみると・・・
外観から連想したイメージを裏切ることなく、気持ちの良いゆったりとした空間、空気、無機質に偏らず、それでいて限りなくシンプルな色使い、展示品と違和感のない「和」のテイスト。
重文・国宝級の展示品も見応え充分だったが、この建物内の一角に腰掛け、格子越しに眺めた緑の風景が妙に心を癒してくれた。

国立新美術館につづき東京ミッドタウンがオープンし、六本木にアートトライアングルなる美術鑑賞エリアが出現したから?
それとも上野の森にレオナルド・ダ・ヴィンチの名画「受胎告知」が日本に初上陸したから?
なにはともあれ美術鑑賞ブーム(特に西洋画)は、ひそかなマイブームではなく、明らかに世の中のブームを巻き起こしている感じ。
だって雑誌『BRUTUS』最新号でも特集組んでるし。
パラパラっと見てみるとなかなかどうして内容が濃い。
ダ・ヴィンチの「受胎告知」の解説もさることながら、「イエス・キリストの生涯を知って、西洋名画鑑賞を100%楽しもう」という企画。
確かにうなずける。自分が16世紀の絵画に今ひとつ興味が持てないのも、キリストに関する興味が希薄だからに違いないことに気付かされた。
早速購入しガツガツ読んでます。所有している美術解説本より数倍簡単&読みやすい!
先日早々に「受胎告知」を見に行ってしまったが、この本読んでから行けば見方が若干かわっていたかも・・・。予備知識は大切だ!

「花むしろ(花筵)」 ・・・地面に散り敷かれた花びら。
東京中がピンクに萌えた満開の日曜日から早三日。
もはや上を眺めて歩くより、足下の花むしろを楽しむ日々になりました。
そして花むしろ散歩もつかの間。。。次第に雷雲が迫り来る!


先週末4/1日は気温もグングン上昇し、都内のSAKURAもほぼ満開でしたね~。
花見目的ではありませんが、浅草へ出向きました。
目的地は吾妻橋を渡った向こう岸の(あのシンボリックな建物の隣の)ビルだったんですが、この橋を越えるのが、それはそれは難儀な状況。
橋の入り口には隅田川遊覧船の発着所があるので、そこに群がる人々が団子状態になって橋の入り口をふさいじゃってるし!もうまともに歩ける状態ではなく一苦労でした。
隅田川も大小の遊覧船、モーターボート、ジェットスキーなんかがバンバン行き交い、桜並木の中からはけたたましいカラオケの雑音??が鳴り響き、目抜き通りでは数分に一回、救急車がサイレンを鳴らして走りぬける(急性アルコール中毒患者救出に違いない!と思った次第)。
どうしてSAKURAは人間の気持ちをここまで興奮させるんでしょうかね~。
さてさて、この日の目的は書道展の見学。

この春小学校を卒業した姪っ子が、小学生最後の書展で遂に「特選」に選ばれたってことで、見に行った次第。
子供達の書道はのびのびと勢いがあって、なかなか良い!
デジタル化傾向が子供の世界にもどんどん浸食し、ウチの姪っ子もご多分に漏れずネットを自在に操り、暇さえあればゲーム機に没頭してはおりますが、こんな風に墨と筆の文化をしっかり継承する世界を持っているんだなと思い、なんだかホッとしたのでした。
